記憶術は、ある一定の量の情報を、スピーディに、長期に渡って記憶するためのメソッドです。
古代ギリシャではディベートに使われていた技法だそうです。
日本では、お坊さんがお経を暗記したりするのも、同様の技術でしょう。
聖書を記憶するときにも使われたといいます。
昔は印刷技術もそれほど発達していないし、本にして読むこともできなかったわけですから、聞いたら忘れないという記憶術が必要だったんでしょうね。
記憶術に長けていれば、教養があるとされていたというのも、うなずけます。
聖人や高僧には、一度にたくさんの人の話を聞いて理解するエピソードや、若くして達観した倫理観を持ち、人前でとうとうと説教するエピソードがたくさんありますが、やはり記憶術に優れていたからなんでしょう。
記憶術には二種類の分類があり、凡人の私たちには、ゴロ合せを行ったり、場所法のように、体の部位などを用いて、位置関係を作って覚えたり、物を引っ掛けるフックを想像して、記憶するものをフックにかけながら記憶するスタイルなどがあります。
チャンク化と呼ばれるものは、大量のデータを、チャンクごとに大まかに分けて、その一塊ごとに暗記していく方法で、長い文章などは、分けながら記憶すると頭に入りやすいものです。
また、自分の能力そのものを向上させることで、記憶力が向上するという考え方もあります。
ちょっと超人的で、密教の修行みたいなムードがある考え方です。
右脳の活性化を行うなどとも言います。